お客様の声
株式会社Sonoligo様
インタビュー
- UXリサーチ+戦略設計
DESIGN αと並走した、初めてのUX戦略
DESIGN αでは、事業を進める中で生じた困りごとや課題に向き合い、改善へつなげるための提案を行っています。
その一例として、株式会社Sonoligo様へのUXコンサルティングの事例を紹介いたします。
今回は、株式会社Sonoligoの片岡さん、澤田さんに、事業やUXの取り組みについて語っていただきました。
Sonoligoとの関わり
Sonoligo内での役割を教えてください。
澤田さん:エンジニアとして、WebサイトのUIの実装を担当しています。また、最近ではインサイドセールスを行う営業部隊としても活動しています。
片岡さん:メインは開発業務です。また、経理や会社のあらゆる業務、UI/UX改善など、幅広く担当しています。
Sonoligoに加わったきっかけは何でしたか?
片岡さん:大学で入ったジャズ研究会で代表と知り合ったのがきっかけですね。代表から『音楽などの情報がまとまっているWebサイトを作ろう』と言われて、サイトを作るために自力でプログラミングを始めたのもこの頃です。
澤田さん:元々、社長は同じ高校の先輩で、大学も同じだったので関わりがありました。自分でプログラミングを勉強しているタイミングに『Sonoligoのエンジニアを募集している』と聞いて、入ろうと思いました。
Sonoligoが提供するサービス
Sonoligoはどんな基準でイベントを選出していますか?
片岡さん:『文化』にくくれるかどうかを第一に考えていますね。最初はクラシックやジャズがメインでしたが、今はアートやスポーツ等、幅広いジャンルのイベントを提供しています。
澤田さん:クオリティ重視で、やはり文化的なジャンルですね。イベントを見つけたら、社内でクオリティについて話し合うこともあります。
以前から文化的な趣味があったのですか?
片岡さん:大学に入ってから音楽を始めて、プロの演奏を聴きたいと思うようになり、ジャズのライブへ行くようになりましたね。
澤田さん:入社後に興味が湧いてきて、学生時代の部活動だったバスケットボールを観に行ったり、美術館や博物館にも行くようになりました。
UXに取り組む前
DESIGN αと関わるきっかけを教えてください。
片岡さん:元々リオの石戸谷社長とつながりがあり、プログラムの相談に乗ってもらうことがありました。UXは、石戸谷社長から声掛けをしてもらって、そこから始まりましたね。
UXについて取り組む前に、課題はありましたか?
澤田さん:お客さんから『使い方が分かりにくい』『どういうサービスなのか分からない』というご意見をいただいていたので、どう伝えていくべきか考えていました。
片岡さん:UIを改善しようと検討しており、手探りで取り組んでいましたが、気づけばサイトが分かりづらく、情報を載せすぎてしまっていました。
取り組む前に、UXにどんなイメージを持っていましたか?
片岡さん:UIの操作感やレスポンスの軽さといった要素が、UXにつながると考えていました。また、Sonoligoにおいては、ユーザーの行動を作り出すこと=UXと捉えていました。
澤田さん:UI/UXとまとめられることが多い印象で、見た目や、ユーザーさんがいかに使いやすいか、というところがUXなんだなと思っていました。
UXに取り組んで
UXを取り入れて一番変わった部分はどこですか?
片岡さん:現実的にUXをとらえるようになりました。始める前はUXにどこかふわっとしたイメージがあったのですが、絵空事ではなく業務の中で取り組んでいくプロセス及び手法であることが分かり、改善していく対象が明確になりましたね。
澤田さん:チーム全体の共通認識が変わりました。UXに取り組む前は、会社として『こうあってほしい』という理想をユーザーに押し付けていた部分があったのですが、ユーザーの気持ちを考えようという方針に変わりました。『これってUX的にどうなんだろう』という思考に変わりましたね。
UXに取り組むことで、UXについて考えることはありましたか?
澤田さん:他のサイトを使っている時に、『このサイト、UXが良かった』ということを共有するようになりました。また、プライベートで使っているサービスを紹介し合うこともありました。
UXと歩む
ユーザーインタビューにも取り組まれていましたが、どんなことを考えていましたか?
片岡さん:誘導しないことですね。最初はサービスについて聞くという意識が強かったのですが、徐々に、もっとお客さん自身のことについて知ることや、一見関係なくても日常何をしているのかを聞き、人物像を知ることにフォーカスしていきましたね。
澤田さん:相手の思っていることや本心を引き出すことを心がけていましたね。何度か行ううちに、よく話してくれる人には話題が逸れないように気を使ったり、逆にあまり話してくれない人にはYes/Noにならないような聞き方をして会話が広がるような工夫をしたり、だんだん慣れていきましたね。
理解が進んだことによって、今どういう状況にありますか?
澤田さん:SNS広告に『UXのフローが使えそう』と応用したり、学んだことを活かす段階にきています。
今後について
今後はどのようなUX手法を実践していきたいですか?
片岡さん:プロトタイプの検証に関心があります。これまでは作ってすぐ公開して、という流れだったのですが、今後新機能を追加する際などに検証を取り入れてみたいですね。
澤田さん:ユーザーインタビューは今後も行いたいですね。ユーザーだけでなく、主催者側にもインタビューをして、フォローや関係づくりをしていけたらと考えています。
今後、Sonoligoとして目指したいところや、目標は何ですか?
澤田さん:『サイトがわかりやすいよね』『使いやすよね』と、言われて同業者に真似されるくらい、いいサイトを作りたいです。
日本のサービスでUXがいいサイト、その代表がSonoligoになったら嬉しいですね。
片岡さん:文化体験を、もっと多くの方に提供して親しんでもらえる世界を目指して、それを達成し得るサービスをリリースしていきたいと考えています。
また、Sonoligoだけで楽しめる、質の高いオリジナルコンテンツを集めることも考えています。
個人としての目標
個人的な目標は何ですか?
澤田さん:スペシャリストとして、専門性を高められたらいいなと思っています。エンジニアとしては更にUIの知識をつけていきたいなと思いますし、インサイドセールスでは協力してくれる人のマネジメントを頑張ってやっていきたいなと思っています。
片岡さん:『誰も損をしない経済活動』を作りたいですね。
技能と対価が釣り合っていないと、そのお金を払う価値があったのかという疑念を持つことがあると思うのですが、それをなくせたらいいなと考えています。
自分の手で作るものは『誰もが搾取されていないサービス』としてお金が回っていくといいなと思っています。