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徹底したUXリサーチから生まれるブレない戦略。 徹底したUXリサーチから生まれるブレない戦略。

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マーケティング行動心理学

単純接触効果とは? 接触頻度がプラスになる心理的効果の活用方法を解説

単純接触効果という心理現象を聞いたことがあるでしょうか。
興味が無かったものであっても何回も接触することによって、好意的な感情が生まれるというものです。
単純接触効果を活用した施策は、マーケティングにおいても有効な手段の1つとされています。

では、単純接触効果は、どんなシーンで活用されるのでしょうか。
今回は、単純接触効果の概要やコンテンツとの関係性、ユーザーに好きになってもらうことを目的とした場合のマーケティング事例について詳しくみていきます。

1. 単純接触効果とは

単純接触効果の概要と活用場面

単純接触効果とは、アメリカの心理学者である故ザイアンス氏が提唱した、接触頻度が多くなるほど好意的な感情が増加するという心理現象です。
恋愛やビジネスシーン、マーケティング施策などで、幅広く応用されています。

例えば、「営業マンが商品やサービスの話をする前に、顧客と何度も話し合いや雑談の機会を設ける」「特定の分野のWeb記事で検索上位を獲得したり、メルマガを配信したりして人の目に触れる機会を増やす」などは単純接触効果を応用したものだといえます。

単純接触効果とコンテンツの関係性

メディアなどのコンテンツにおいても、単純接触効果が働く場面があります。

同じWebメディアを繰り返し読んだり、特定のアカウントの投稿を繰り返し見ることで、次第に好感をもつようになるのです。

例えば、検索エンジンからたどり着くコンテンツと、検索エンジン、SNS双方から見かけるコンテンツであれば、後者の方が好感をもたれやすくなります。
コンテンツの「質」はとても大切ですが、「質」が良いだけでは、長く、広く親しまれるコンテンツになるとは限りません。

そのため、露出がそもそも足りないと思った場合は、コンテンツ制作に加えて、メルマガやSNSなど媒体に合わせてアピールしていく必要があるといえます。

2. 単純接触効果が働くビジネスシーン

営業

対面が前提となるケースは減少しつつあるものの、営業でも単純接触効果が働くことは多くあります。
特に、家などの高額な商品であるほど、購買の判断に営業マンとの関係性は大きく影響するものです。

顧客と営業マンとの信頼関係ができていないと、「このメーカーがいいんだけど、人が・・・」と、顧客が不安や不満を抱くケースも想定されます。

そのため、アポイント前にコンタクトを増やす、定例会を開催するなど信頼作りを優先した営業手法を取り入れていくことが大切です。

Webマーケティング施策

コンテンツを繰り返し見せることで単純接触効果を働かせたい場合、いかに適切なスパンでユーザーの目に触れるかを意識する必要があります。

例えば、専門分野の情報発信を定期的に行っているメディアがあったとしても、検索して辿り着いてくれるユーザーを待つ方針だと「このサイト、気付いたらよく見ている」と自覚されるまでには時間がかかると想定されます。

しかし、メルマガやSNSなど、定期的にユーザーの目に触れる機会が設計されていれば、より早く単純接触効果を働かせることができます。

Webマーケティングでも、以下のような施策で単純接触効果を有効に活用できます。

・オウンドメディア
・メルマガ
・SNS

オウンドメディアでユーザーに繰り返し接触してもらうためには、メディアのテーマやコンセプトを統一し、SEO対策を実施してターゲットユーザーにある程度の頻度で届くように作り込む必要があります。

メルマガに関しては、相手が受け身でも定期的に届けることができるので、登録さえしてもらえれば単純接触効果を働かせやすい手法であるといえます。

SNSも、一旦フォローしてもらえればユーザーのタイムラインに投稿が表示されるため、定期的な更新を続けることで親しみを持ってもらいやすくなるでしょう。

また、新しく何かを始めるだけでなく、すでに実行している施策でも、ユーザーとの接点を増やすという観点での見直しも検討してみるとより効果を上げられるかもしれません。

3. マーケティング施策における単純接触効果の活用方法

商品・サービスを別の媒体からアピールする

単純接触効果は、必ずしも同じ方法での接触回数だけが影響するものではありません。
対面でも、電話でも、メールでも、同じ人物と接触すれば、その回数分だけ相手への印象に影響が生まれます。

例えば、Webサイトである自社商品のPRをしていたとしましょう。
このサイトを通してもっと商品を好きになってもらおうと考えた場合、つい「このWebサイトをどう変えるか」と考えがちです。

しかし、以下のような方法でも、商品に接触する機会を増やすことは可能です。

・公式LINE登録で割引
・メルマガでキャンペーンやサービス、ホワイトペーパーなどを配布
・サイト上では知ることのできない情報をSNSで発信

一つの媒体で限界を感じる場合は、ユーザーとの接触機会を増やすために複数の角度でのアプローチも検討してみましょう。

また、エンドユーザー向けの商品やサービスであれば決定権は個人にあるため、Web広告の方が効果的なことも少なくありません。

それぞれの媒体でどのような活動をすれば、顧客との接触機会を増やし、サービスの購入につなげられるのか、本格的な導入の前に一度検討することが大切です。

単純接触効果の活用ポイント

単純接触効果は以下の点を踏まえながら活用していくことが大切です。

10回目以降は効果が薄くなるため、他の施策と組み合わせる

単純接触効果が発揮されるのは、10回目くらいまでとされています。
そのため、例えばメルマガを活用している場合には、送信回数や頻度なども細かく分けて管理していくことが必要です。

また、媒体ごとに違う情報を発信し、ユーザーの飽きを防ぐなどの取り組みも大切になります。

好意ではなく嫌悪感をいだく可能性もある

単純接触効果は、正確にいうと、接触回数が増えるに従って増すのは必ずしも好意とは限りません。
もともと良くない印象を抱いている相手からのアプローチだったり、接触頻度や情報発信の方法、内容によっては、好意ではなく「もう見たくない」といった嫌悪感につながることもある点は把握しておきましょう。

短期間でのアプローチが必要

単純接触効果は、一度接触してから次の接触までの間が空きすぎると効果が薄くなります。
意図的に単純接触効果を狙う場合は、短期間での接触回数の増加がキーになります。

ただし、上記でも触れたように、あまりにも多くの情報に触れた場合、好意ではなく嫌悪感につながることもあります。
1週間や1ヶ月などスパンを決めたら、その間にどのくらいユーザーとの接点を作るようにせっけいするか、検討することも大切です。

4. 単純接触効果が機能するマーケティング施策例

活用方法例1)地域密着型サービスとしてチラシ配布

ある地域での売上を向上させたい場合、チラシは今でも有効な手段の1つです。
例えば、新聞をとっている世帯なら、毎週決まった曜日に同じ店の折込チラシが届けば、自然と親近感も湧き、「今週お得な商品は何かな?」とチェックしてもらいやすくなるでしょう。

活用方法例2)Web広告による単純接触効果

リマーケティング広告は単純接触効果を狙ったものです。

ある分野の商品やサービスについて検索したり、特定のサイトを訪問したユーザーに対して、検索画面などで関連する広告を流す手法です。
もともと興味・関心のあるものの広告なので、自然と一層興味をそそることができます。

活用方法例3)アプリのプッシュ通知設定

イベントやキャンペーンについての新着情報などを知らせる、アプリのプッシュ通知も単純接触効果を利用しています。
顧客に意識させるキャッチコピーなども検討しつつ、訴求力を高めていくとより効果的です。

5. 単純接触効果とは。接触頻度がプラスになる心理的効果の活用方法を解説 まとめ

今回は、単純接触効果の活用方法について解説してきました。

単純接触効果は、接触回数が増えるほど、相手への好意的な感情が増幅するという心理効果のことです。
様々な場面で単純接触効果が活用されており、ユーザーの興味・関心をより高める役割を果たしているといえるでしょう。

また、Webマーケティング施策においても、SEOやメルマガ、SNSなど単純接触効果を利用してユーザーからの印象アップを狙うことが可能です。

これまでのユーザーに対するアプローチ方法を検討する際は、単純接触効果も念頭に置いて考えてみてはいかがでしょうか。

6. UX戦略支援サービス「DESIGN α」について

「DESIGN α」は、企業様の商品・サービスに対するユーザーニーズを満たし、ビジネス課題の解決につなげるための調査・戦略設計をお手伝いするUX戦略支援サービスです。

また、DESIGN αを運営する株式会社リオは、調査やUX戦略支援だけでなくWebサイト制作・運用やシステム・アプリ開発、システム運用がワンストップで可能な会社です。

ユーザーとクライアント様の事業について徹底的に知り、分析した上で、戦略の立案支援はもちろんのこと、改善施策の実行・効果検証・改善までをトータルでサポートします。

  • ユーザーや企業様が抱える悩み・課題の抽出
  • UX分析専門の調査員によるUXリサーチ
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