UXブログ

BLOG

徹底したUXリサーチから生まれるブレない戦略。 徹底したUXリサーチから生まれるブレない戦略。

東京・名古屋でUXを探究する DESIGN α は、
UXリサーチ / 分析のプロフェッショナル。
調査データに基づく戦略設計から
Webサイト制作・アプリ開発、運用まで伴走し、
事業を着実に成功へ導きます。

ALPHA - OMEGA

Design from the beginning to the
end of the project.

  • UX Research
  • Web/App Design
  • Strategy

Design from the beginning to the
end of the project.

  • UX Research
  • Web/App Design
  • Strategy

ALPHA - OMEGA

Scroll

UI/UXリサーチ / 戦略設計

【おすすめ動画】ユーザビリティテストの基本から実務レベルの実践法まで現役UXデザイナーが解説!

【おすすめ動画】ユーザビリティテストの基本から実務レベルの実践法まで現役UXデザイナーが解説!

ユーザビリティテストは、ユーザーが実際にWebサイトやアプリ、製品やサービスを使用する様子を観察し、ユーザーの視点からその操作性やユーザー体験の課題を明確にするためのテスト手法です。
日本でもユーザビリティテストの重要性が認識されていますが、海外ではさらに進んだ研究や実践が行われています。
今回は、海外のYouTubeチャンネルからユーザビリティテストについて解説している動画を2本ご紹介します。
これらの動画は、ユーザビリティテストの基本的な概念からツールを使用した実際のテスト方法まで、わかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

1. おすすめ動画の概要

今回の記事でおすすめする動画は以下の2本です。

UX Tshiliチャンネルの「Easy Usability testing guide with example (Remote & in person) UX User research」

  • タイトル:Easy Usability testing guide with example (Remote & in person) UX User research
    「サンプル付きの簡単なユーザビリティテストガイド (リモートおよび対面) UXユーザー調査」

  • チャンネル名:UX Tshili(チャンネル登録者数5300人超)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=EYUL0N1Fjhg&t=172s

Kickass UXチャンネルの「How to Design Prototypes and Conduct Usability Testing in UX Projects | Free UX course (Lesson 21)」

  • タイトル:How to Design Prototypes and Conduct Usability Testing in UX Projects | Free UX course (Lesson 21)
    「UXプロジェクトでプロトタイプを設計し、ユーザビリティテストを実施する方法 | 無料のUXコース(レッスン21)」

  • チャンネル名:Kickass UX(チャンネル登録者数3400人超)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=Z9EmBw3TgUY

2. 動画のおすすめポイント

ユーザビリティテストのポイントについて、それぞれの動画のおすすめポイントを紹介します。

「UX Tshili」チャンネルのおすすめポイント

ポイント1:導入から実践までの段階的でわかりやすい構成

「UX Tshili」チャンネルの「Easy Usability testing guide with example (Remote & in person) UX User research」では、ユーザビリティテストの重要性や、テスト前の準備、テストの実施方法や注意点、フィードバックのまとめ方や結果分析の考え方まで、具体的に解説されており、視聴者にとって理解しやすい構成になっています。

ポイント2:ツールを実際に使用しながら解説してくれる

ユーザビリティテストを効率的に行うためにツールの導入は不可欠です。本動画では「Googleドキュメント」と「Miro」を使用してユーザビリティテストと報告書作成を実施しており、具体的な使い方やポイントも踏まえて解説しています。

「Googleドキュメント」では参加者リストを作成し、テスト対象者の氏名、テストを行う日時、オブザーバー(「観察者」や「傍観者」のことで、テストに第三者として参加する人)として参加するメンバーなどを明確に記載しています。
また、テストを行う際に使用する台本もまとめられています。台本には、テストの進め方や話しかけるときのポイント、注意点などが明記されており、テストの円滑な進行に役立ちます。これらの情報は、プロジェクトマネージャーやエンジニアなどのチームのメンバーと共有することもおすすめされていました。

また、「Miro」(オンラインホワイトボードツール・マインドマップツール)を使用して、ユーザビリティテストからのフィードバックを見える化しています。あらかじめ目的別に色分けした付箋を準備し、コメントをつけてマークしたり、絵文字を利用してユーザーの感情を表現するなど、効率的かつ効果的に可視化を行う様子が伺えました。

参考:

オンラインホワイトボードツール・マインドマップツールの「Miro」を使ってみたい方はこちら

「Kickass UX」チャンネルのおすすめポイント

ポイント1:ユーザビリティテストを実施する上での心構えがわかる

「Kickass UX」チャンネルの「How to Design Prototypes and Conduct Usability Testing in UX Projects | Free UX course (Lesson 21)」では、UXデザイナーがユーザビリティテストを実施する上での心構えが解説されています。テストの目的や進行をわかりやすく説明し、参加者の背景や調査に関連する質問をすることの大切さ、参加者の気持ちに寄り添い、歓迎する気持ちで実施することの重要さがわかります。フィードバックには正解も不正解もないので、ありのままを伝えてもらうこと、参加者がリラックスしてテストに臨める環境を作り出すことも大切だと解説しています。

ポイント2:プロトタイプを使ったユーザビリティテストの効果を解説している

ユーザビリティテストとは、ユーザーに実際にWebサイトやアプリを使用してもらい、「使いやすさ」「わかりやすさ」などユーザー体験に関する課題を発見する手法のことです。ユーザビリティテストをプロトタイプ(開発初期段階の試作モデル)で行うことで、開発期間や開発費を削減できるだけでなく、初期段階でテストを行うことでさまざまなアイデアを収集できるといったメリットを説明しています。

また、プロトタイプ制作に役立つツールとして「Figma」「Sketch」「InVision」「Adobe XD」「Balsamiq」が、より高度なプロトタイプ制作をする場合には「ProtoPie」「Axure」が紹介されています。「Kickass UX」チャンネルでは、「Figma」がおすすめされており、このようなツールでプロトタイプを作成し、効果的にユーザビリティテストを行う方法についても解説されています。

参考:

コラボレーションインターフェースデザインツールの「Figma」を使ってみたい方はこちら

3. 2本の動画を比較してわかること

2本の動画の共通点と違いから、内容を深掘りしていきます。

両方の動画で共通して伝えていたこと

【共通点1】ユーザビリティテストの目的がわかる

どちらの動画も、ユーザビリティテストの重要性について解説されていました。「UX Tshili」チャンネルでは、ユーザビリティテストによって「製品の長所や短所について明確な洞察」が得られると述べられており、「Kickass UX」チャンネルでは「設計上の決定を裏付ける証拠」が得られるとしています。
どちらの動画も、ユーザビリティテストが製品やサービスの操作性を評価して、ユーザビリティ上の課題を発見することが目的であると解説しています。

【共通点2】参加者の選定方法がわかる

どちらの動画も、ユーザビリティテストの参加者の選定方法について解説されていました。「UX Tshili」チャンネルでは、参加者を集める際は、ペルソナ(想定されるユーザー像)を使用し、スクリーニング(ふるいにかけて選定すること)するよう言及されています。

DESIGN αでもペルソナの作成方法についてご紹介しています。ペルソナの作成方法について詳しく知りたい方は、下記のページも合わせてご覧ください。

【テンプレート付】ペルソナとは? マーケティングに活かせるペルソナの作り方

マーケティングに活かせるペルソナの具体的な作り方を解説しています。
また、DESIGN αではペルソナ作成のテンプレート資料を用意しています。ぜひダウンロードして課題抽出や改善アイデア出しにご利用ください。

また、「UX Tshili」チャンネルでは6〜8人の参加者を、「Kickass UX」チャンネルでは4〜8人の参加者を集めることがおすすめされていました。
この参加者数は、ユーザビリティ研究の第一人者であるヤコブ・ニールセン氏の研究結果に基づいたものです。ニールセン氏によるとユーザビリティテストを5人に実施した場合、約85%の課題が顕在化することが確認されています。この考え方については、下記の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。

調査対象者人数の考え方とは?

調査を実施する対象者人数の決め方や目安について知りたい方は、下記のリンクより「【事例付き】ユーザーインタビュー調査の具体的なやり方を徹底解説」記事をご覧ください。
(「3. ユーザーインタビュー調査のやり方」内の「インタビュー対象者人数の考え方」にて解説しています)

【共通点3】効率的なフィードバック収集と分析

どちらの動画も、ユーザーの隠された本音(インサイト)を探るために、迅速かつ効率的なフィードバック収集と分析を行っていました。
「UX Tshili」チャンネルでは、「Miro」を使用してアプリのインターフェースに付箋や絵文字を貼り付け、的確なフィードバックの収集と分析をしています。
また、「Kickass UX」チャンネルでは、得られたフィードバックを「Dovetail」(UXリサーチのデータ分析と管理ツール)などのツールを使用して管理することをおすすめしており、設計の方向性や重要度に応じて優先順位を付ける方法が紹介されています。
どちらの動画も、効率的なフィードバック収集と分析の方法がわかりやすいです。

4. こんな方におすすめ

①ユーザビリティテストの流れを知りたい人

2つの動画とも、ユーザビリティテストの定義、テスト前の準備やテストの仕方、フィードバック収集と分析まで解説しており、ユーザビリティテストの流れを知りたい人にわかりやすい構成となっています。
「UX Tshili」チャンネルでは、テストに使用する台本に沿って具体的な方法を解説しています。
「Kickass UX」チャンネルでは、イラストや図などを用いて段階的にわかりやすく説明されており、ユーザビリティテストを初めて実施する方でも理解しやすい内容になっています。

②実務でユーザビリティテストを実施している人

2つの動画とも、実務でユーザビリティテストを実施するUI/UXデザイナーやUXリサーチャーの方におすすめです。
「UX Tshili」のTshiliさんも、「Kickass UX」のSchweitzerさんも現役のUXデザイナーであり、深掘りした分析方法やUXデザインでよく使われるプロトタイピングツールの使用、テンプレートの提供など、具体的かつ実践的な内容で構成されています。普段からユーザビリティテストを実施している方が見ても、実務で応用できる内容になっています。

③ユーザビリティテストに有用なツールを取り入れたい人

2つの動画とも、さまざまなツールを活用して解説されています。「UX Tshili」チャンネルでは、「Googleドキュメント」と「Miro」を使用しており、「Kickass UX」チャンネルでは、プロトタイプの制作に「Figma」をおすすめしています。
これらのツールはUXデザインの現場で広く使用されており、どちらのチャンネルもテンプレートがダウンロードできるようになっていて、実際に使用することができます。

DESIGN αでも「Miro」を使ったワークショップを「株式会社Sonoligo様 UXコンサルティング」や「三菱電機株式会社様 医療機関のエスノグラフィー調査・UX人材育成研修」で実施しました。詳しくは下記の実績のページをご覧ください。

【実績紹介】株式会社Sonoligo様 UXコンサルティング

「Miro」を使ったワークショップにて、ユーザー定義、ペルソナ、カスタマージャーニーマップを作成しました。

【実績紹介】三菱電機株式会社様 医療機関のエスノグラフィー調査・UX人材育成研修

「Miro」を使ったワークショップにて、共感マップやプロブレムマトリクス(問題の深刻度や発生頻度に基づく優先判断・分析)を作成しました。

5. 感想とレビュー

「UX Tshili」チャンネルの動画の感想とレビュー

  • ユーザビリティテストの必要性から結果の分析まで、丁寧に解説されており視聴者にとって理解しやすい構成になっています
  • 「Googleドキュメント」と「Miro」を使用してユーザビリティテストを行う方法が解説されていて、試したくなる内容でした
  • テスト結果の効果的な分析とデザインやエンジニアリングなど次の工程を考慮した迅速な対応がわかりやすいです。また、改めてチーム全体への情報共有が重要だと実感しました

「Kickass UX」チャンネルの動画の感想とレビュー

  • ユーザビリティテストの意義やプロトタイプの作り方の説明が図やイラストなどを用いて視覚的に解説されており、理解しやすいです
  • 参加者が素直にフィードバックできるよう、リラックスしてテストに臨める環境を作り出したり、歓迎する姿勢が重要だと思いました
  • ユーザビリティテストの実施は完成後が多かったのですが、開発の初期段階でテストを行うことの重要性がわかったので、プロトタイプでのテストも実施してみたいと思います

6. まとめ

2本の動画から学べること

以上のように、2本の動画はユーザビリティテストの手順や分析の方法が学べるようになっています。

どちらの動画も、ユーザビリティテストの導入から実践方法までを丁寧に説明しています。具体的には、テストの準備段階から参加者の選定、テストの実施、そして結果の分析方法までを学ぶことができます。

「UX Tshili」チャンネルでは、ユーザビリティテストの重要性や、テスト前の準備、実施方法、注意点、「Miro」を使用したフィードバックのまとめ方や結果分析の考え方まで、具体的に解説されており、視聴者にとって理解しやすい構成になっています。

また、「Kickass UX」チャンネルでは、ユーザビリティテストの意義やプロトタイプでのテストのメリット、さらにおすすめのツールも紹介されており、これらを活用した効果的なユーザビリティテストの方法が解説されています。

「UX Tshili」チャンネル、「Kickass UX」チャンネル共に、ユーザビリティテスト以外のテーマでもUXデザインに役立つ動画がいくつか投稿されていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

【関連記事】ユーザビリティテストについて解説した記事をご紹介!

当ブログでは、下記の記事でもユーザビリティテストについて解説しています。
今回ご紹介した動画と合わせてチェックして、ぜひあなたの事業でもユーザビリティテストにチャレンジしてみてください。

今回ご紹介した動画について

おすすめUX動画1

  • タイトル:Easy Usability testing guide with example (Remote & in person) UX User research
    「サンプル付きの簡単なユーザビリティテストガイド (リモートおよび対面) UXユーザー調査」

  • チャンネル名:UX Tshili(チャンネル登録者数5300人超)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=EYUL0N1Fjhg&t=172s

おすすめUX動画2

  • タイトル:How to Design Prototypes and Conduct Usability Testing in UX Projects | Free UX course (Lesson 21)
    「UXプロジェクトでプロトタイプを設計し、ユーザビリティテストを実施する方法 | 無料のUXコース(レッスン21)」

  • チャンネル名:Kickass UX(チャンネル登録者数3400人超)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=Z9EmBw3TgUY

【参考】YouTubeに日本語字幕をつけるには?

外国語版のYouTube動画を見る際は、下記の方法で日本語字幕をつけることができます。

  1. 下部メニューの字幕ボタンで字幕をオンに
  2. 設定ボタンを押下
  3. 「字幕」メニューから「日本語」を選択
    ※日本語の選択肢がない場合は、「自動翻訳」の中から日本語を選択
【参考】YouTubeに日本語字幕をつけるには?

UX調査をご検討中の方へ

「ユーザーの声や潜在ニーズが知りたい」「自社には調査部門がないから専門家に相談したい」「何社か調査会社を比較検討したい」というお客様のために、無料相談会やサービス案内資料をご用意しました。

調査に関する個別オンライン相談をご希望の方や、サービスラインナップや費用感が分かる資料のダウンロードをご希望の方は、こちらよりお気軽にお申し込みください。

ユーザー調査・分析はお任せください

相談 調査やUX人材育成研修の個別相談会(無料)

「自社の課題にあった調査を提案してほしい」「自社で調査分析ができるようUX研修を受けたい」そんな方はお気軽にご相談ください。丁寧なヒアリングのもとご提案します。

資料 お得な料金や実績が分かるサービス案内資料(無料)

当社では、手軽に始められるユーザーインタビューなどのUX調査パッケージをご用意。料金や納品物のイメージをご案内した資料をダウンロードいただけます。

お問い合わせ

CONTACT

は必須項目です。

※必須項目です。

※必須項目です。

※必須項目です。

※必須項目です。

当社の「プライバシーポリシー」 を必ずご確認の上、お申込みください。

 送信する 
お問い合わせ