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UI/UXリサーチ / 戦略設計

【おすすめ動画】共感マップの基本から実践的な使用方法まで解説!

【おすすめ動画】共感マップの基本から実践的な使用方法まで解説!

共感マップとは、ターゲットユーザーの環境、感情、思考、言動などを整理して、ユーザー理解を深めるためのフレームワークです。

日本でも共感マップの重要性が認識されていますが、海外ではさらに進んだ研究や実践が行われています。今回は、海外のYouTubeチャンネルから共感マップについて解説している動画を2本ご紹介します。

これらの動画は、共感マップの基本的な概念から実践的な使用方法まで、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

【関連リンク】無料テンプレート付!マーケティングに活かせる共感マップの作り方

共感マップの具体的な作り方を知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。
また、DESIGN αでは共感マップ作成のテンプレート資料を用意しています。ぜひダウンロードして課題抽出や改善アイデア出しにご利用ください。

1. 共感マップ解説動画の概要

今回の記事でおすすめする動画は以下の2本です。

Alanis Business Academyチャンネルの「How to Use the Customer Empathy Map | New Venture Launch」

Alanis Business Academyチャンネルの「顧客共感マップの使い方 | 新規ベンチャーの立ち上げ」

  • タイトル:How to Use the Customer Empathy Map | New Venture Launch
    「顧客共感マップの使い方 | 新規ベンチャーの立ち上げ」

  • チャンネル名:Alanis Business Academy(チャンネル登録者数16.1万人超 ※2024年11月25日時点)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=NwMfs1tOPaU

Ahmet Efeogluチャンネルの「Empathy Maps - How to use them in UX With Examples: Uber and Hello Fresh」

Ahmet Efeogluチャンネルの「共感マップ - UX での使用方法と例: UberとHello Fresh」

  • タイトル:Empathy Maps - How to use them in UX With Examples: Uber and Hello Fresh
    「共感マップ - UX での使用方法と例: UberとHello Fresh」

  • チャンネル名:Ahmet Efeoglu(チャンネル登録者数1000人超 ※2024年11月25日時点)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=O4EEqLFVMpY

2. 共感マップ解説動画のおすすめポイント

共感マップのポイントについて、それぞれの動画のおすすめポイントを紹介します。

「Alanis Business Academy」チャンネルのおすすめポイント

ポイント1:共感マップの重要性や収集すべき情報がわかる

「Alanis Business Academy」チャンネルの「How to Use the Customer Empathy Map | New Venture Launch」では、共感マップはビジネスで常に活用できるシンプルなツールであり、まずはターゲットとなる顧客のプロフィールを理解することが重要と言及されています。
ここでは「Facebook」を例に挙げて、ソーシャルメディアのプロフィールのように詳細な情報を収集することについて伝えています。例えば、以下のような情報が含まれます。

  • 年齢
  • 学歴
  • 職歴
  • 興味
  • 好み など

上記のような多面的な情報によって、具体的な顧客像を作り上げることができれば、誰のための製品・サービスなのかを深く理解することができ、より最適な製品やサービスの開発につながると解説しています。

ポイント2:効率的な共感マップの使用方法や記入順序がわかる

本動画では、共感マップを項目ごとに段階的に記入する方法が紹介されています。共感マップの基本構造は、上部と下部で構成されています。

上部

  • ①See:見ているもの(置かれている環境)
  • ②Hear:聞いていること(周りから受けている影響)
  • ③Think and Feel:考えていること・感じていること・悩み・関心
  • ④Say and Do:言っていること・行っていること

下部

  • ⑤Pain:痛み・ストレス
  • ⑥Gain:得られるもの

共感マップを作成する際は、特に記入する順序が大切とされています。
①「See」や②「Hear」で、ターゲットが見ているものや聞いていることを書き出すことで、ターゲットが置かれている環境や周りから受けている影響をまずは理解します。
それらの環境や周囲から受ける影響は、③「Think and Feel(思考・感情)」に作用し、思考や感情は④「Say and Do(言動)」に影響を与えます。
①から順番に書き出すことで、顧客への理解を段階的に深めていくことができ、顧客視点の可視化や、問題を特定できると言及されています。

また、多色の付箋を使って視覚的に情報を整理することを推奨しています。必要に応じて内容の追加や削除が容易に行えるので、効率的に情報を整理でき、見た目の上でも楽しめると解説されています。

「Ahmet Efeoglu」チャンネルのおすすめポイント

ポイント1:共感マップ作成のタイミングや目的がわかる

「Ahmet Efeoglu」チャンネルの「Empathy Maps - How to use them in UX With Examples: Uber and Hello Fresh」では、ユーザー調査に基づいてペルソナを作成後に、共感マップを作成することが推奨されています。そうすることで、調査で得られた生の声をより効果的に整理できると解説しています。
また、共感マップを作成する目的は以下の2点であるとしています。

  • 誰のために製品を設計しているかを把握するため
  • マーケティングマネージャーと共通認識を形成するため

共感マップを適切なタイミングで作成することで、より効果的な製品開発が可能になります。また、チーム全体でその理解を共有する方法として有効だと言及しています。

ポイント2:サービスに合わせた共感マップの記入方法がわかる

本動画では、サービスに合わせた共感マップの記入方法が紹介されています。事例として、フードデリバリーサービス「UberEats」とミールキット宅配サービス「HelloFresh」が取り上げられています。2つのサービスを比較しながら、対象となるユーザーに応じた共感マップの記入方法を紹介しており、主なポイントを以下のように分析しています。

調理時間に対する考え方

  • HelloFresh:料理時間を価値ある活動と捉える
  • UberEats:時間の節約を最優先

健康への意識

  • HelloFresh:積極的な健康追求
  • UberEats:状況に応じた選択

食事時間に対する考え方

  • HelloFresh:共有体験を重視
  • UberEats:個人の便利さを重視

このように、同じ「食」の宅配サービスでも、ターゲットユーザーの特性や求める価値が大きく異なることが共感マップを通じて明確になります。
共感マップでユーザーの感じ方を把握することは、製品開発やマーケティング戦略の方向性を決定する上でも重要と解説されています。

3. 2本の動画を比較してわかること

2本の動画の共通点と違いから、内容を深掘りしていきます。

両方の動画で共通して伝えていたこと

【共通点1】共感マップにおける顧客理解

どちらの動画も、共感マップを作成するための顧客理解について解説されていました。

「Alanis Business Academy」チャンネルでは、共感マップがビジネスで常に活用できるシンプルなツールであり、製品やサービスの開発においてターゲットとなる顧客プロフィールの理解が重要と言及されています。

一方、「Ahmet Efeoglu」チャンネルでは、製品やサービスを誰に向けてデザインしているのかを把握するため、事前に調査しユーザーの声を収集することの大切さを伝えています。また、マーケティングマネージャーをはじめとするチーム全体で共通認識を形成するためのものであるとも伝えています。

【共通点2】共感マップの構成要素

どちらの動画も、共感マップの構成要素についてわかりやすく解説されていました。前々章で述べた通り、共感マップは上部に4つ、下部に2つの項目で構成されており、以下のような順番で記入します。

上部

  • ①See:見ているもの(置かれている環境)
  • ②Hear:聞いていること(周りから受けている影響)
  • ③Think and Feel:考えていること・感じていること・悩み・関心
  • ④Say and Do:言っていること・行っていること

下部

  • ⑤Pain:痛み・ストレス
  • ⑥Gain:得られるもの

「Alanis Business Academy」チャンネルでは、段階ごとにそれぞれの要素について順番に解説されています。一方、「Ahmet Efeoglu」チャンネルでは、具体的な例を交え、サービスを比較しながら要素を分析しています。

【共通点3】共感マップ作成後の考察

どちらの動画も、顧客との実際のやり取りに基づく作成の重要性を説明していますが、作成後の考察に対する視点やアプローチについては、それぞれ独自の内容を紹介しています。

「Alanis Business Academy」チャンネルでは、共感マップによって整理された顧客の思考や行動パターンに基づき、顧客ニーズを探る機会としていました。

一方、「Ahmet Efeoglu」チャンネルでは、チーム全体での顧客理解の共有を強調し、マーケティング戦略やサービス改善における意思決定に役立つと解説していました。

4. こんな方におすすめ

①具体例と共に共感マップの使い方を学びたい方

どちらの動画も、具体例を交えて解説しているので、共感マップの使い方を学びたい方におすすめです。

「Alanis Business Academy」チャンネルでは、基本的な共感マップの概要や作成方法、付箋を使った情報整理など、初心者でもわかりやすい内容になっています。

「Ahmet Efeoglu」チャンネルでは、「UberEats」「HelloFresh」を例に作成した共感マップをもとに、活用方法をわかりやすく解説しています。共感マップとサービスで使用されている実際のアプリ画面を照らし合わせながら進行していくのでイメージが湧きやすい内容となっています。

②顧客理解を深めたい方

どちらの動画も、顧客理解を深めたい方におすすめです。
共感マップを使うことで、ユーザーが製品やサービスを利用する中で感じるさまざまな感情やインサイト(隠れた本音)を把握できます。顧客の潜在的なニーズに焦点を当てて顧客理解を深め、ユーザーにとって最適な製品やサービスを提供するための情報が得られます。

③チーム全体の共通理解を促進したい方

どちらの動画も、チーム全体で共通理解を促進したい方におすすめです。
プロジェクトを進める上で、チーム全体が同じ視点で顧客を理解していることは重要です。共感マップを作成し、チーム全体で顧客の共通認識を持つことで、ユーザーのニーズや感情を把握でき、ユーザー視点でアプローチができるようになります。

5. 感想とレビュー

「Alanis Business Academy」チャンネルの動画の感想とレビュー

・「共感マップの基本から実践までを、段階的に説明されているため初心者でも理解しやすい内容だと感じました。」
・「『See』や『Hear』は物理的に見たり聞いたりしていることを書き出してしまっていましたが、『環境』や『影響』を知るための項目だとわかり理解が深まりました。」
・「多色の付箋を使うことで情報が整理しやすくなるとともに、共感マップの見た目がカラフルになり楽しくなるというアイデアが提案されていて、作成の際に取り入れてみたいと思いました。」

「Ahmet Efeoglu」チャンネルの動画の感想とレビュー

・「事前に調査した情報を元に共感マップを作成すれば、効果的に情報が整理でき、より深くユーザーの感情を知ることができるという内容に納得しました。」
・「『UberEats』と『HelloFresh』の具体的な事例で紹介されているため、サービスによる共感マップの違いや、そこからのユーザー感情の考察などが説明されていてわかりやすかったです。」
・「実例をもとに共感マップを作成する手順が詳しく説明されていたため、すぐに自身のプロジェクトに応用できる可能性が高いと実感しました。」

6. まとめ

2本の動画から学べること

2本の動画は共感マップの構成要素や使用方法が学べるようになっています。

どちらの動画も、共感マップの目的から使用方法までを詳しく説明しています。
「Alanis Business Academy」チャンネルでは、共感マップの基本的な概念と構成要素を段階的に詳しく解説しています。特に、顧客のニーズを満たすための製品やサービスの設計について強調されています。
「Ahmet Efeoglu」チャンネルでは、具体的なサービス(Uber Eats、HelloFresh)を事例として比較しながら、実践的な使用方法に焦点を当てています。

「Alanis Business Academy」チャンネル、「Ahmet Efeoglu」チャンネルの両方で、共感マップ以外のテーマについてもUXデザインに役立つ動画がいくつか投稿されていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

【関連リンク】無料テンプレート付!マーケティングに活かせる共感マップの作り方

共感マップの具体的な作り方を知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。
また、DESIGN αでは共感マップ作成のテンプレート資料を用意しています。ぜひダウンロードして課題抽出や改善アイデア出しにご利用ください。

今回ご紹介した動画について

おすすめUX動画1

Alanis Business Academyチャンネルの「顧客共感マップの使い方 | 新規ベンチャーの立ち上げ」

  • タイトル:How to Use the Customer Empathy Map | New Venture Launch
    「顧客共感マップの使い方 | 新規ベンチャーの立ち上げ」

  • チャンネル名:Alanis Business Academy(チャンネル登録者数16.1万人超 ※2024年11月25日時点)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=NwMfs1tOPaU

おすすめUX動画2

Ahmet Efeogluチャンネルの「共感マップ - UX での使用方法と例: UberとHello Fresh」

  • タイトル:Empathy Maps - How to use them in UX With Examples: Uber and Hello Fresh
    「共感マップ - UX での使用方法と例: UberとHello Fresh」

  • チャンネル名:Ahmet Efeoglu(チャンネル登録者数1000人超 ※2024年11月25日時点)

  • URL:https://www.youtube.com/watch?v=O4EEqLFVMpY

【参考】YouTubeに日本語字幕をつけるには?

外国語版のYouTube動画を見る際は、下記の方法で日本語字幕をつけることができます。

下部メニューの字幕ボタンで字幕をオンに
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「字幕」メニューから「日本語」を選択
※日本語の選択肢がない場合は、「自動翻訳」の中から日本語を選択

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